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時子ばあちゃんの 85Blog

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学芸会「曽我兄弟」朗読す。

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いよいよ三学期も押し詰まった2月の頃、例年の通り学芸会が催される。
私は国語読本の最後の曽我兄弟を暗唱し朗読した。真っ先の出始めは、
「曽我兄弟は兄を十郎、弟を五郎といいます。」
内容は幼い兄弟を母親は膝元へ呼び、父の敵・工藤佑経を討たねばならぬ。
あなた達はいつのときも忘れてはならぬ。と言い聞かせていた。兄弟は遊びの中でも
いつでも忘れることなく一路はげんだ。やがて めでたく敵討ちをしたのだった。
今のようにマイクもなし、全校生徒5百何十名と父兄で、広い講堂はいっぱいであったが
静かに聴いていてくれた。

昔は小学校教科書は何年も変わることなく、姉妹揃って一度貰った本は末の子まで
使用していた。私は買って帰るとすぐ本を出して読む。解らない漢字は上下の文面を
考えて、自分で判断し、夜父に尋ねるとそうだよ間違いないと言われ、1冊の読本も
2日ぐらいで読み終わっていた。

上下のクラスは70名以上、男女別々のクラス編成だった。私達は63名、あと二人増したが、
常に共学であった。男子級長。女子副級長の定番で、私はいつも副級長であった。


       。。。。時子ばあちゃん、2年生の頃の話である。
       ずっと以前のことだ「ほら これが曽我兄弟の本だが」と、古色まみれた
       本を見せてくれたことがあった。パラパラとめくってみれば、曽我兄弟の挿画が
       なんとも古めかしいものだったことを思い出す。@ハナコ。

# by kanashuyuma | 2006-02-06 20:47 | 子育てこぼれ話

時子ばあちゃん、小学校に入る。

 長い一生を振り返ってみれば、昔の諺の如く
「後悔を先にたたせてあとから見れば杖をついたり転んだり」
全くそのとおりであったが、やり直すことはできない。
だが男ではないから兵隊の経験もなし。
戦時中の苦労は誰もが味わった苦難の道であった。
 考えてみれば私の花形時代は小学生の頃かな。
記憶をたどりちょっと記してみたい。
  

   こう始まる思い出は、時子ばあちゃんの小学生時代の話。昭和3年の頃である。
   昭和3年といばどんな時代なのだろう?  
  普通選挙が初めて実施されたとか、林富美子の「放浪記」が流行したとかのころだ。
  私達は 教科書や本の中でしか知りえない時代である。 @ハナコ 



 昭和3年4月、中北条小学校へピカピカの一年生で入学した。
西も東も分からない私達。その年昭和天皇の即位の式典が行なわれ、
国民こぞっての祝事が催された。喜びの意味もわからない私達も、
手に手に日の丸の小旗を振り村々を行列して廻ったことを思い出す。
 一学期も終わり、明日から夏休みという最後の日、先生から通信簿の
説明があり(甲乙丙)、その他、休み中の注意事項等々。
通信簿を受け取り開いてみれば、まあ甲ばかり。嬉しくて早々に家に帰り父母、
祖母へ説明した。父母は「説明しなくても知っているよ。よかったな」と喜んでくれた。
あの時のよろこびは今でも鮮明に思い出される。
私はこうして貰う通信簿は殆ど全甲で小学校を終わった。
# by kanashuyuma | 2006-02-05 20:59 | 子育てこぼれ話

時子ばあちゃんのこと。

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今年85才になる「時子ばあちゃん」は、
89才になるおじいちゃんと今は二人暮し。
私、ミセスハナコは次男坊の嫁で、
いわゆる「スープの冷めない距離」に住んでいる。
そして、スープ(食料やらなんやら)を運んでくれるのは、いつもおばあちゃんなのである(感謝)。
いつもいつも 野菜やなんにゃらを届けてくれる。
先日の「ふきのとう」もそうだ。
こういう風にして 私たち家族は 
時々の季節の訪れを 
時子ばあちゃんから知ることになる。







上のメッセージは、いつものようにして届けられた「スープ」に添えられていた。
右端から読んでいくと、途中で意味が通じなくなって???
「そおかぁ~ 左から読んでいくんだった。ふむふむ ・・・
それで 食べれるかどうかわかりません、ということになるのか。」
つれづれに綴った文章が時々地元新聞の読者の欄に掲載される。
ちょっと「自慢」のおばあちゃんでもある。
そんな 時子ばあちゃんの幼い頃からの思い出の記録を少しずつ 紹介していきたいと思う。
戦争も体験、何もない時代を、女だから学問なんて・・・という時代を
一生懸命にまじめに生き抜いてきた、
一人の母として、嫁として、そして女としての日々雑感を伝えていきたいと思う。

「ほにゃらら~」といきている今、なにかしらピーンと背筋を伸ばして生きていこう
という気持ちを感じてもらえたら幸いです。 @ハナコ

# by kanashuyuma | 2006-02-02 19:38 | おっせかいこぼれ話

今日から おせっかい 焼かせていただきます!

今日から おせっかい 焼かせていただきます!_f0018963_16391667.jpg


私の名前は ミセスハナコ 。
今から 大きなおせっかいを 焼かせていただきます!
# by kanashuyuma | 2005-12-12 16:40 | おっせかいこぼれ話